業務改革委員会により研修3回の研修が行われました。
業務改革委員会により、以下の3回にわたり、以下のテーマに従い講師の先生方をお招きして研修を開催しました。なお、コロナウイルス感染拡大の影響によりすべて Web 会議(ZOOM)で開催しました。
第1回 令和3年6月25日(金)午後6時 「アウトソーシングと広告規制・非弁提携」
講師 石本哲敏先生(10 部 42 期)
第2回 令和3年7月30日(金)午後6時 「小林元治の『本音で話そう、会務と業務』」
講師 小林元治先生(8部 33 期)
第3回 令和3年8月24日(火)午後6時 「実際のところどうなの?非常勤裁判官、任期付き公務員」
講師 矢野亜紀子弁護士(東弁・法曹親和会東京法曹会 61 期)民事調停官(東京地方裁判所民事第 22 部)経験者
講師 亀山友紀弁護士(一弁・69 期)任期付き公務員経験者
研修第一弾は本年度の業務改革委員会のテーマの一つである「守りの業革」に従い、東弁において非弁委員長、市民窓口委員長、非弁提携弁護士対策本部本部長代行、弁護士倫理特別委員会委員長を歴任し、非弁業者・非弁提携弁護士・違反広告の取り締まりや弁護士倫理研修に取り組んできた、今年度業革委員長の石本哲敏先生(10部42期)を講師としてお招きし、非弁提携の温床になりがちなアウトソーシング・広告において陥りやすい罠、注意点、万一陥った場合の脱出方法などをお話頂きました。「表ではできない、ここだけの本音の情報」もお話いただき、若手だけではなく中堅以上にも「転ばぬ先の杖」として、大変有意義な研修となりました。
研修第二弾は8部33期の小林元治先生から、普段はまず聞くことのできない、「弁護士とお金」についてご講演を頂きました。皆様ご承知のとおり、小林先生は弁護士登録2年目の8部春秋会の執行部就任を皮切りに会務と業務を両立させ、2003年東弁副会長、2011年法友会幹事長、2017年東弁会長を歴任され、現在も東弁や日弁連で大活躍されています。
小林先生の長年の業務と会務についてのご経験を基に、業務ノウハウ、顧問先開拓法、先生が大切にされている信念(威張らない、おもねらない、諦めない)などをお話いただき、大変興味深く、貴重な講演となりました。
研修第三弾は、「局面打開」をテーマとして、ある程度弁護士経験を積んだ後、それぞれ非常勤裁判官と任期付き公務員の経験のある2人の若手女性弁護士(矢野亜紀子弁護士東弁・法曹親和会東京法曹会61期 亀山友紀弁護士 一弁・69期)をお招きして、非常勤裁判官や任期付公務員について、普段あまり聞く機会のない「実際のところはどうなのか」核心に迫った内容をお話頂きました。任官等の採用手続の実際、準備、実際になってみて依頼者やスキル獲得、人脈形成などにどう役に立ったのかなど、これからのキャリアアップを検討している弁護士には外せない貴重な情報を伺うことができました。いずれも、多くの会員の皆様にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。