ダイバーシティ

ダイバーシティ推進特別委員会設置の経緯について

日弁連は、2007年に男女共同参画施策基本大綱を制定、2008年には男女共同参画推進基本計画を策定し、2013年3月には第二次男女共同参画推進特別基本計画を策定し、2017年度までに取り組む重点項目を決め、男女共同参画を推進すべく積極的に同推進体制の構築と整備に取り組んできました。そして、正に、来たる2017年度は、日弁連のこれまでの以下の項目に関する取組状況を検証し,計画の見直しを行う年となります。
① 男女共同参画推進体制の構築・整備
② 研修・啓発活動
③ 弁護士における女性割合の拡大と女性弁護士偏在の解消
④ 政策・方針決定過程への女性会員の参画拡大
⑤ 収入と所得・業務等に関する男女会員間の格差の解消
⑥ 女性弁護士のロールモデルの収集と提供
⑦ 就職・処遇における男女平等確保
⑧ 性差別的な言動や取扱いの防止
⑨ 仕事と家庭の両立支援
⑩ 国際活動
⑪ 司法におけるジェンダー問題への取組(第53回定期総会決議に基づく活動)。

また、東京弁護士会も、このような日弁連の取り組みを受け、2008年、男女共同参画推進本部を設置し、以来、2011年には男女共同参画基本計画を策定、2016年10月には第二次男女共同参画基本計画を策定し、女性会員の会務参加促進・政策方針決定過程への女性会員の参画拡大を進めています。
さらに、2016年度からは、上記日弁連や東京弁護士会の動きや昨今の世界的な潮流を受け、東京弁護士会内の期成会、親和会、当会の所謂東京三会所属の有志が「ダイバーシティ(多様性)」推進研究会(通称:オダイバの会)を立ち上げ、日弁連や東京弁護士会における会務の活性化・女性会員や若手会員の会務参加促進を目指し、特に理事者の会務軽減、女性会員や若手会員の会務参入阻害要因の除去・打開策等についても議論を重ねると共に、東京弁護士会の理事者に対し提言を行っています。
 そのような状況下、当会としても、弁護士会内外における男女共同参画やダイバーシティを促進し、また会務の活発化を図るべく、独立の特別委員会を設置し、かかる課題により積極的に取り組むべくダイバーシティ推進特別委員会を設置いたしました。

具体的活動としては下記を予定しております。

  • 男女共同参画やダイバーシティに関する研究及び勉強会の開催
  • 男女共同参画やダイバーシティ、会務軽減その他これに関連する事項に係る東弁及び日弁連等からの諮問等に関する回答、提言、モデル案等の作成
  • 男女共同参画やダイバーシティ等に関する他会派をはじめとする外部団体との交渉及び交流
  • 男女共同参画やダイバーシティ等に関連し会員が希望するその他様々な企画の立案、実行
  • 上記活動に付随・関連する活動

      

以   上