業革第1回研修「投稿記事削除請求の実務上の留意点」レポート

3部73期 松 島 健太郎

令和5年5月31日(水)、弁護士会館において、今年度第1回目となる業務改革委員会研修「投稿記事削除請求の実務上の留意点」がハイブリッド方式により開催されました。
ご担当いただいた講師は、6部所属、新62期の小沢一仁先生です。小沢先生は、記事の件数で述べ数千件を数えるほど、多くの投稿記事削除請求事件をご経験されており、投稿記事削除請求に大変精通されています。
参加人数につきましても、対面・オンライン合わせて70名を超え、大盛況の研修会となりました。

講義は、「①投稿記事削除請求事件の処理方法や留意点等」「②主な被侵害利益及び要件」「③個々のウェブサイトへの対応」の3つのテーマで進めていただきました。
「①投稿記事削除請求事件の処理方法や留意点等」では、削除請求の方法や相手方について概略の解説から始まり、❶削除請求という手段をとること自体が適切かどうか、❷削除請求の類型ごとのメリット・デメリット、❸証拠収集段階の留意点等を、小沢先生ご自身の経験を踏まえてご説明いただきました。
「②主な被侵害利益及び要件」では、名誉権、プライバシー権、肖像権等に関する要件ごとの留意点をご説明いただきました。
「③個々のウェブサイトへの対応」では、削除の仮処分決定が発令された後の対応について、削除請求の相手方の類型ごとにご説明いただきました。

業務改革委員会では、引き続き、会員の皆様に有意義な情報を提供できるよう研修を開催してまいりますので、少しでもご関心のある分野の研修がございましたら、ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

研修写真1-1