業革第1回研修「『M&A契約の基礎と実務』~株式譲渡契約を素材として~」レポート

10部70期 室賀 祥護

令和6年7月18日(木)、弁護士会館において、今年度第1回目となる業務改革委員会研修「『M&A契約の基礎と実務』~株式譲渡契約を素材として~」がハイブリッド方式により開催されました。
ご担当いただいた講師は、第二東京弁護士会、60期の若林義人先生です。若林先生は、M&A 分野の企業法務を専門に扱われており、多数のM&Aをご担当されております。
参加人数につきましては、対面・オンライン併せて100名以上に及び、大盛況の研修会となりました。
講義は、まず、株式譲渡契約を構成する条項の確認と各条項の関連性の説明がなされ、次に、各条項のポイントについて解説がなされました。最後に、上場企業の株式譲渡における留意点について説明がなされました。
各条項のポイントについての解説の際には、売主、買主それぞれの立場からどのような案文で交渉することが望ましいか、効力について裁判所でどのように判断されるか、クライアントからよく聞かれる質問等、とても実践的な講義をいただきました。
業務改革委員会では、引き続き、会員の皆様に有意義な情報を提供できるよう研修を開催してまいりますので、少しでもご関心のある分野の研修がございましたら、ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

業革第1回研修「『M&A契約の基礎と実務』~株式譲渡契約を素材として~」レポート