日本弁護士連合会理事 山下紫先生(6部50期)

1)日弁連理事が「日弁連」の中でどのような役割をして、その職務はどのようなものなのか、簡単にご説明ください。

全国から集められた理事とともに、総会に諮る必要がないものの組織として一定の正式な意思決定が必要な事項、意見書発出や規則改正に会議体の構成員として携わっています。

2)日弁連理事になることを決意した理由を教えてください。

日弁連理事会は大変に勉強になる場であると、元東弁副会長で日弁連理事兼務を経験された会派の先輩から背中を押していただきました。

3)日弁連理事在任中に達成したい目標、あるいは達成したことはありましたら、具体的に教えてください。

意見書の議論などでは、東弁副会長兼務理事として、東弁の取組を全国の理事を前に発表させていただく機会もあり、微力ながら一定の役割は果たせたと思っております。

4)日弁連理事の業務について「やりがい」を感ずることがありましたら、具体的に教えてください。

理事会では、専ら聞き役でしたが、東弁副会長兼務理事として、毎月、理事者会の議論状況のレポートを作成し会へ報告する役目を担わせていただいていました。報告に際して、会員から分かりやすかったという感想や質問をお寄せいただいたときには、自分がパイプとなって日弁連の活動を伝えられたことにやりがいを感じたものです。

5)今後、日弁連理事に就任を考えられる方に一言をお願いいたします。

日弁連の活動範囲は幅広く、委員会提案の意見書作成議案などは全国からの意見をお聞きしているだけでも時事問題の勉強にもなりました。
なにより東京に留まっていては分からない、全国一律の司法サービスを市民に届ける使命がこんなにも重いものか、地方の理事の方々の発言をお聞きして知ることができたのは、大きな学びだと思います。
機会があれば是非お引き受けてみてください。