関東弁護士会連合会常務理事 久木聡子先生(12部61期)

1)「関東弁護士会連合会」がどのような組織で役割を担っているのか、簡単にお教えください。そして関弁連常務理事がその「関弁連」の中でどのような役割をして、その職務はどのようなものなのか、簡単にご説明ください。

関東弁護士会連合会は、東京高等裁判所管内の13の弁護士会(東京の三弁護士会(東京、第一東京、第二東京)と、関東地方の弁護士会(神奈川県、埼玉、千葉県、茨城県、栃木県、群馬)のほか、甲信越の弁護士会(山梨県、長野県、新潟県)及び静岡県の弁護士会)が連合した組織です。全国には関弁連のほか、高裁に対応する7つの弁連があります。
関弁連を含む各地の弁連は、それぞれの地域で日弁連の活動のサポートを務める一方、地域における諸課題に取り組むと共に、構成する弁護士会の連携・交流を図るための諸活動を展開しています。定期弁護士大会(関弁連大会)やシンポジウムなど、13弁護士会が協働で行っている事業のほか、委員会活動も活発です。

関弁連における常務理事の主な役割は、月1回の常務理事会における重要事項の審議です。そのほか、委員会を1つ以上担当し出席する、関弁連大会・シンポジウム・地区別懇談会(日弁連執行部との懇談会)・ブロックサミット(他の弁連との意見交換会)・法曹連絡協議会(裁判所との協議会)などに出席するなどの役割があります。

2)関弁連常務理事就任にあたって、一番不安なことは何だったでしょうか。

常務理事は経験豊富で重い役職につかれている方ばかりですので、私では不釣り合いであり、失礼だと思われる方もいらっしゃるのではないかということでした。

もっとも、全く知らない方ばかりではありませんでしたし、何より皆様にとてもよくしていただいて杞憂に終わりました。

3)関弁連常務理事を引受けたことにより得られたものはありますか?

抽象的ですが、これまで知りえなかった視点を想起するきっかけを持てたことは、これからの利益になり得ると思います。