業革第2回研修「農業分野発展のための法的諸問題」レポート

8部66期 小熊 弘之

 令和6年10月7日(木)、弁護士会館において、今年度第2回目となる業務改革委員会研修「農業分野発展のための諸問題」がハイブリッド方式により開催されました。
 ご担当いただいた講師は、当会所属で59期の菅原清暁先生です。菅原先生は、今年、当会で設立承認された農林漁業法律研究部の設立時の部員であり、全国農業協同組合連合会への出向等のご経歴を有しておられるなど、農業分野の最前線でご活躍されております。
 講義は、「第1章 農業分野の動向」、「第2章 農業における法的問題」の2部構成で行われました。まず、第1章では、新しい農業のかたちや、日本が抱える食糧問題・課題などの最新の動向に加え、第213回国会成立の農業関係法について解説がなされました。また、第2章では、農業分野にかかわる農業特有の法律と、農業参入にかかる農地法制度上の諸問題について解説がなされました。
 非常に多岐にわたる農業に関わる法律を整理して簡潔に解説いただいた他、現在の農業の実態や問題点などのバックグラウンドについてもご説明があり、普段、農業分野に馴染みがなくても、わかりやすい講義でした。
 業務改革委員会では、会員の皆様に有意義な情報を提供できるよう、これからも実践的な研修を企画していきます。ぜひ多数の会員の皆様にご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
業革第2回研修「農業分野発展のための諸問題」