日本弁護士連合会 嘱託(綱紀委員会調査員) 吉直達法先生(6部67期)
1)嘱託が「日弁連」の中でどのような役割をして、その職務はどのようなものなのか、簡単にご説明ください。
綱紀委員会の調査員は、原審会、いわゆる単位会の議決書及び記録を精査して、議決書に誤りがないかなどのチェックを行うとともに、綱紀委員会の議決に供するためのメモを作成します。また、日弁連が毎年発行している議決例集の要旨を作成しています。
2)嘱託になることを決意した理由を教えてください。
それまで懲戒関係の委員会には何ら関与していませんでしたが、他の懲戒事例を見ることで、自らの行動を省みる機会にしたいと考えたからです。また、滅多に得られない機会だとも思ったからです。
3)嘱託在任中に達成したい目標、あるいは達成したことはありましたら、具体的に教えてください。
上記のような業務内容であるため、綱紀委員の用に供しやすい調査メモの作成に努めています。
4)嘱託の業務について「やりがい」を感ずることがありましたら、具体的に教えてください。
多くの懲戒請求事例をみて、現場で学ぶことができるというのが、やりがいだと思います。
5)今後、嘱託に就任を考えられる方に一言をお願いいたします。
日弁連綱紀委員会の調査員は合計6名ですが、東弁からは2名が出ています。調査員は他の嘱託と異なり、8年間最後まで務める方が多いと聞いていますので、もし、調査員になる機会が訪れた際には、この貴重な機会を逃すことなく、就任してください。