業革第4回研修「インパクト企業に求められる法律家の役割」レポート

10部70期 室賀 祥護

 令和7年1月9日(木)、弁護士会館において、今年度第4回目となる業務改革委員会研修「インパクト企業に求められる法律家の役割」がハイブリッド方式により開催されました。
 ご担当いただいた講師は、第二東京弁護士会、68期の玄唯真先生です。
 玄先生は、令和6年9月より、インパクト企業の代表的な会社である株式会社ヘラルボニーの法務責任者に就任しております。
 講義は、まず、株式会社ヘラルボニー及びインパクト企業について、同社代表取締役の松田崇弥社長からご紹介いただきました。次に、玄先生から、インパクト企業についての説明がなされ、インパクト企業に関する法的諸問題と法曹界に期待される役割について解説がなされました。
 インパクト企業のミッションの逸脱を防止する定款、投資契約の作成、企業の成長速度に合わせた法人形態やファイナンスストラクチャーのアドバイス、レピュテーションリスクを顕在化させないガバナンス・コンプライアンス体制の構築など、インパクト企業が法曹界に求める役割について、具体的に抗講義をいただきました。
 業務改革委員会では、引き続き、会員の皆様に有意義な情報を提供できるよう研修を開催してまいりますので、少しでもご関心のある分野の研修がございましたら、ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
業革第4回研修「インパクト企業に求められる法律家の役割」