各委員会のご紹介【令和5年度】
法友会は、下記の常設委員会と特別委員会・部会等を設置し、幅広い活動を展開しています。
【常設委員会】
- 人事委員会(重要人事に関する幹事長の諮問への対応)
- 政策委員会(司法に関する内外の政策の調査研究及び立案等)
- 財務委員会(会財務に関する幹事長の諮問に応え会運営費の調達およびその運用等)
- 組織強化委員会(選挙に関する資料の収集整備並びに本会強化のための施策の立案、実施等)
- 文化活動委員会(厚生、文化、実務研究に関する企画並びに実施等)
- 業務改革委員会(弁護士業務の拡充、強化及び改革に係る調査、研究及び立案等)
- 災害対策復興支援委員会(被災地支援及び防災等に係る調査、研究及び立案等)
【特別委員会・部会等】
- 弁護教官推進協議会(司法研修所教官候補の名簿の整備含む候補者推薦にかかる対応等)
- 人材リーチプロジェクト(重要人事の答申上有益な情報の収集集積、人事委員会への提供等)
- ダイバーシティ特別委員会(ダイバーシティに係る調査、研究及び立案等)
- 広報特別委員会(会内及び会外向け広報活動等)
- 政策委員会内
○ 政策要綱策定部会
○ 憲法・国際人権問題検討部会
○ 民事司法改革部会
○ 政策活性化プロジェクト
令和5年度の各委員会の委員長等のご紹介
委員会 | 氏名 | 部/期 |
人事委員会 | 松山 憲秀 | 4部46期 |
政策委員会 | 湊 信明 | 5部50期 |
財務委員会 | 雨宮 慶 | 1部45期 |
組織強化委員会 | 寺町 東子 | 5部46期 |
文化活動委員会 | 町田 行功 | 4部49期 |
業務改革委員会 | 中井 陽子 | 5部54期 |
災害対策復興支援委員会 | 深沢 岳久 | 12部49期 |
弁護教官推進協議会 | 上條 弘次 | 6部56期 |
人材リーチプロジェクト | 彦坂 浩一 | 3部44期 |
ダイバーシティ推進特別委員会 | 福崎 聖子 | 6部54期 |
広報特別委員会 | 市川 尚 | 1部48期 |
政策要綱策定部会 | 鈴木 健二 | 12部50期 |
憲法・国際人権問題検討部会 | 廣瀬 健一郎 | 5部50期 |
民事司法改革部会 | 濱口 博史 | 5部48期 |
政策活性化プロジェクト | 椛嶋 裕之 | 10部42期 |
人事委員会
人事委員会
松山 憲秀 委員長(4部・46期)からのご挨拶
2023(令和5)年度人事委員会委員長を拝命致しました4部46期松山憲秀です。
ご案内のとおり、政策団体としての法友会の使命のひとつは、政策を提言し、その政策の実現を支える人を輩出し続けることですが、この使命の遂行は弁護士自治の実践そのものでもあります。
そして、今年度12月には創立77年を迎える法友会は、昨年度に至るまで、連綿と、この使命を果たしてきました。
当委員会の職責は、適材を推薦することを通して、この使命の一翼を担うことにあると心得、歴史の連続の一コマとなるべく、弁護教官推進協議会、及び、人材リーチプロジェクトと協働しつつ、その遂行に邁進する所存です。
幸いにも、副委員長に
大澤栄一先生(3部52期)
保坂理枝先生(8部60期)
安井之人先生(10部63期)
山崎岳人先生(4部64期)
という心強い適材を得たうえ、当委員会の活動を事務方として支えて下さる本年度相川執行部の担当副幹事長・事務次長にも、かかる職責を共有する方々が揃いました。
私も、日々、過去を振り返り、未来を見つめる姿勢を確認しつつ、一年間、当委員会に課せられた職責を全うするべく微力を傾注する所存ですので、どうかお力添え下さいますよう、お願い申し上げます。
政策委員会
政策委員会
湊 信明 委員長(5部・50期)からのご挨拶
法友会会則第4条は、弁護士使命の達成に寄与するという法友会の目的を達成するため、司法制度及び法令に関する調査研究・建議を行うことを法友会の事業の第一に掲げています。政策委員会は、まさに当該事業の主軸を担う委員会であり、これまでも熱意と献身をもって多くの政策委員の皆様が質の高い政策を立案し、弁護士会内外に発信をして参りました。
特に、本年度は小林元治会員(8部・33期)が日弁連会長任期の2年目となり、松田純一会員(12部・45期)が東弁会長、山下紫会員(6部・50期)及び島由幸会員(8部・51期)が東弁副会長に選任されています。ますます政策委員会が実効的に機能し、そのプレゼンスを力強く発揮していくことが必要になっているときであると存じております。
その実現を果たすために本年度は4名の気鋭の会員に副委員長への就任をお願いしております。木田秋津会員(8部・53期)、中川紗希会員(2部・61期)、上村剛会員(5部・61期)及び中尾信之会員(3部64期)でございます。副委員長、担当執行部の皆さまと力を合わせて八面六臂の活動を展開してまいりたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
財務委員会
財務委員会
雨宮 慶 委員長(1部・45期)からのご挨拶
皆さんこんにちは。
本年度の財務委員長を務めます1部45期の雨宮 慶です。一昨年の文化委員長に続き一年ぶりの委員長ですが、本年度は財務を担当することになりました。
ご承知のとおり昨年後半よりイベントに関するポストコロナの傾向が顕著です。私が文化委員長をしていた時期には涙を飲んで中止したり、オンラインで実施した恒例のイベントも、対面で実施することが多くなりました。同時にいわゆる「リアル」イベントには相当程度の費用が必要です。そして何と言っても本年は旅行総会が三年ぶりに復活します。都心の施設、二日間の行事も盛り沢山ということですので資金繰りは予断を許しません。
昨年度から引き継いだ総会ごとの予実管理も重要な課題ですが、場所代も飲食代も高騰を続けています。
イベント以外にも特別会計や会費の減免など問題が山積し、予算についての厳しい制約の下、財務の健全化を目指しつつ、必要な経費をいかに円滑に捻出していくか、悩みは尽きません。
執行部と協力し、会員の意見を聞きながら虚々実々、じゃなかった是々非々で対処していきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
組織強化委員会
組織強化委員会
寺町 東子 委員長(5部・46期)からのご挨拶
「組織強化」のお仕事は、①各部懇談会の実施、②会員名簿の更新・作成、③選挙活動支援を担う、が3本柱です。加えて、今年度は幹事長の重点政策として④無派閥の東弁会員に法友会の各種イベント情報をお届けする「メール会員」の創設が加わりました。
個人的には、昨年度、東弁の筆頭副会長を仰せつかり、綱紀・懲戒・職務適正化などを担当する中で、弁護士が孤立することのリスクをヒシヒシと感じ、無派閥会員に、会派でも委員会でも弁護団でも何でも良いので、弁護士の仲間、困った時に相談できる環境を持っていただきたい!と切望するに至りました。そのような折、幹事長から無派閥会員対策のアイディアを伺って、渡りに船でお引き受けしました。
法友会の豊富なコンテンツ(政策・文化活動・業革・研修など)を広報と協力しながら無派閥の「メール会員」にお届けすることをきっかけに、法友会の場を利用して充実した弁護士人生を歩んでいただく、法友会もより多くの人材を得て発展する、ひいては弁護士自治が強化される、という「三方良し」が実現できると確信しています。
皆さまも、是非、周囲の無派閥会員の方に、「メール会員」への登録をおススメしてみてください。
文化活動委員会
文化活動委員会
町田 行功 委員長(4部・49期)からのご挨拶
こんにちは。今年度の文化活動委員会委員長を拝命した町田行功です。
新型コロナウィルス感染症が、5月8日、政府により5類感染症に引き下げられ、長かったリモートの生活が徐々にリアルへと移行しつつあります。このような時期に、相川泰男幹事長からは、文化活動で法友会を盛り上げ、その結束力を高めてほしいとの重たい課題を与えられ、気持ちばかりが空回りするスタートとなりました。
前任の田島正広・現事務総長とは異なり、文化の素養に欠ける身としては、南 裕史(4部・57期)及び磯部幸一(3部・57期)の両副幹事長、池田大介(6部・64期)、佐藤 舞(4部・68期)、宮川利彰(10部・72期)の各事務次長とともに、チーム力で与えられた役割を全うしていくほかありません。
曰く、文化の意義とは、①豊かな人間性を涵養し、想像力と感性を育むなど、人間が人間らしく生きるための糧となるものであり、②他者と共感しあう心を通じて意思疎通を密なものとし、共に生きる社会の基盤を形成するものである云々と、小難しいことはさておき、要は、文化って「愛」なんですよねぇ。
なので、今年の文化は、委員長権限で「愛」を活動の柱に据えました。
法友会の先生方、そして法友会以外の先生方、是非とも「愛」に溢れる様々な企画に奮ってご参加ください。そして、リアル(対面)で大いに「愛」を語り合いましょう。
この1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
業務改革委員会
業務改革委員会
中井 陽子 委員長(5部・54期)からのご挨拶
業務改革委員会は、毎年、弁護士業務の拡充・強化等の観点から研修会、交流会などを開催しています。今年度の業務改革委員会においても、会員の皆様の業務に役立つのはもちろんのこと、会員の先生方の知的好奇心に訴求できるような研修等を企画して参りたいと考えています。
昨今のデジタル化等の社会の変化に伴い、生じている法律問題も変化しつつあります。このように日々変化する法律問題であったり、社会の変化に応じて実施されている法改正についてもフォローアップしていきたいと存じます。
今年度は、6部55期高橋良裕先生、11部58期田村香代先生、12部65期萩生田彩先生、1部67期藤原亮太先生及び12部69期我妻大輔先生に執行部としてご担当いただき、大変心強く思っております。
1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
災害対策復興支援委員会
災害対策復興支援委員会
深沢 岳久 委員長(12部・49期)からのご挨拶
この度災害対策復興支援委員会の委員長を務めさせていただくことになりました。従前の委員会の活動の実績と活発さを想うと、甚だ重責ではありますが、微力を尽くしてまいります。
弁護士は基本的人権の擁護と社会正義の実現をその使命としていますが、災害が発生した場合、弁護士による法的支援が必要となります。東京は勿論のこと、本邦では、地震や台風、洪水などの自然災害に脅かされる可能性が常にあります。これらの災害が起きた場合、弁護士は被災した市民に寄り添い法的支援をしますが、予め災害に備えて平時から災害の予防・研究を行うことも肝要です。
そこで、本年度は、発生した災害に対応する災害復興プロジェクトチームと、将来の災害に備える災害予防プロジェクトチームを設置しました。
そして、事務局長に富澤章司会員(10部66期)、副委員長に遠藤啓之会員(4部64期、災害復興担当)、小野田峻会員(5部64期、災害予防担当)にご就任いただき、今までの豊富な経験と確かな知見に基づいて、委員会の活動を推し進めていきます。
私は、災害対策復興支援委員会の委員長として、その職責を力一杯果たしていく所存です。どうぞ宜しくお願いいたします。
弁護教官推進協議会
弁護教官推進協議会
上條 弘次 座長(6部・56期)からのご挨拶
弁護教官推進協議会(弁推協)は、法友会会員の中から、司法研修所の民事・刑事の各弁護教官の候補者を送り出す活動をしています。
司法研修所教育は、法曹養成において重要な位置を占め、これを担う弁護教官にも高い見識、人格が求められます。法友会は、これまで意欲・能力を有する教官候補者を多く輩出してまいりましたが、今後もこれを維持、発展していく必要があります。弁推協は、適任の弁護教官を安定的に輩出するため、長期的な視野に立って教官候補者の発掘及び推進を行っております。
また、有意な人材を確保するためには、何よりも教官業務について、法友会会員によく知ってもらうことが有用です。弁推協は、毎年、司法研修所の事務局長や民事・刑事弁護の現役教官を招いて、シンポジウムを開催していますので、興味ご関心のある方は、ぜひご参加ください。また、各種資料の作成やガイダンスの実施など、会員の先生方に、司法研修所教育や、教官業務の実情、教官就任までの具体的な手続きなどの情報提供を行っております。
弁推協の活動は、法友会の各部の先生方のご協力が不可欠です。どうぞ1年間、ご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
人材リーチプロジェクト
人材リーチプロジェクト
彦坂 浩一 座長(3部・44期)からのご挨拶
2023年度人材リーチプロジェクト(HRP)の座長となりました彦坂浩一(ひこさかひろかず)です。
HRPでは、法友会から、東弁、日弁連、関弁連に持続的に有為な人材を輩出するためのプロジェクトチームです。
東弁副会長、日弁連事務次長、関弁連副理事長、日弁連・東弁嘱託についての人材に関する情報を収集するなどして、法友会の人事委員会や各部が人材を推薦する際に役立ててもらうことを目的としています。
本年度の優先課題は日弁連事務次長、関弁連副理事長の人材候補情報を収集し、執行部・各部幹事長に提供することです。
今年は、リアル開催をし、懇親会もしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
ダイバーシティ推進特別委員会
ダイバーシティ推進特別委員会
福崎 聖子 委員長(6部・54期)からのご挨拶
本年度、僭越ながら本委員会委員長を拝命致しました福崎聖子です。現在、社会では国連のSDGs(持続可能な開発目標)が学校教育にも取り入れられ、飢餓や貧困の解決、自然環境の保護等と並び社会における「多様性」の確保、そして「誰一人取り残さない、持続可能な社会の実現」があらゆる場面において提唱されております。企業活動においてもコーポレートガバナンスコードにおいて取締役会のメンバーとして今や社外取締役は不可欠、ボードメンバーの多様性の確保は必須となり、更に二酸化炭素排出量削減の取り組みなど、企業のSDGsへの取り組みが益々求められてきています。
反面、近年のコロナ禍における景気悪化、失業等で困窮する家庭は激増、格差社会が益々拡大し、最低限度の生活も脅かされる人々も出ている現状において、人権保障の最後の砦としての司法の一翼を担い、また社会正義の実現を目標とする私達弁護士は、弁護士会内外で、どのような役割を果たし得るのでしょうか。今年度は、このような極めて難しいテーマについて、様々な勉強会や懇親会も開催しつつ楽しく議論を深め、更には弁護士業務の拡大にも繋がるよう、活動していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
広報特別委員会
広報特別委員会
市川 尚 委員長(1部・48期)からのご挨拶
2023年度広報特別委員会委員長市川尚です。
広報特別委員会は、令和元年度に設けられた比較的新しい委員会。しかし、あの榊原一久2022年度委員長ほか気鋭の歴代委員長のもと、法友会会員のみなさんに法友会の活動を広く周知することはもちろん、法友会に所属していない東京弁護士会会員のみなさんにも、積極的な発信を行い、法友会、そして法友会会員のみなさまの魅力をPRする、そんな実績を重ねてきました。
これをさらに発展させるべく、今年度は、従来のホームページや「かわら版」といったツールに加え、「法友ヘッドライン」と銘打って最新の情報を機動的に配信したり、さらには「心に残るこの一冊」と題して有志会員に感銘ないし影響を受けた書物のご紹介をいただくミニ動画(ぜひぜひご覧ください。感動ものです!)を配信したりと、すでに新機軸への挑戦にも着手をしております。
こういった活動を陰に日なたに支えてくれているのが相川執行部の宝ともいうべき12部53期安達桂一副幹事長、8部64期板垣義一事務次長、12部66期平島有希事務次長といったIT技術やSNSの手法にも通じた練達の会員であり、その広報の枠を超えた柔軟な発想には不肖委員長として目をみはるばかりです。
本年度の法友会広報、ますます目が離せません!
政策要綱策定部会
政策要綱策定部会
鈴木 健二 部会長(12部・50期)からのご挨拶
本年度政策委員会政策要綱策定部会長となりました鈴木健二です。
前年度、政策委員会において政策要綱のあり方が検討されたことに引き続いて、本年度は政策活性化プロジェクトチームが発足し、現在、政策要綱のあり方・方向性について検討しています。どのような方向になるかは分かりませんが、弁護士会や弁護士を取り巻く様々な問題について皆様のお役に立てるような内容の政策要綱を設定された期限内に発行できるように頑張りたいと思います。
ただ、本年度の政策要綱策定部会担当の副幹事長である織田英生先生と私は、前年度の法曹同志会の事務局長と幹事長でしたが、法曹同志会100年を超える歴史でおそらく初めて会報を発行できませんでした。この二人で無事に政策要綱を発行できるか不安な面がありますので、皆様、我々からの原稿依頼がありましたら何卒ご快諾いただき、締め切りも遵守でお願いいたします。
どうぞよろしくお願いします。
憲法・国際人権問題検討部会
民事司法改革部会
政策活性化プロジェクト
政策活性化プロジェクト
椛嶋 裕之 座長(10部・42期)からのご挨拶
政策活性化プロジェクトチームは、今年度新設されたPTです。
相川幹事長御親筆の「PT創設の目的」によると、「政策委員会の存立目的を十全に達成させるとともに、各部会の諸活動が一体性をもって効率的に行われるよう、ヘッドクオーター的な役割を果たしつつ、諸施策を検討・立案し、もって委員会の一層の活性化を諮ることを目的とする」とされています。
構成員は、今年度政策委員長と政策要綱策定部会、憲法・国際人権問題検討部会、民事司法改革部会の各部会長のほか、近年の政策委員長、政策要綱策定部会長経験者数名です。
PT最初の活動として、政策委員会からの諮問を受け、一昨年度来の課題とされている政策要綱のあり方の検討を集中的に行っています。法友会の政策力の到達点とされる現在の重厚な政策要綱を、より開かれた、質の高い要綱にするための方策をとりまとめ、6月には政策委員会に答申する予定です。
新しいPTゆえ、試行錯誤を重ねながらの活動になるかと思いますが、一部の「政策通」以外には敷居が高いとも言われる政策委員会を、より身近で開かれたものとして「活性化」していけるよう、政策委員会の活動と連携しつつ、活動を進めていきたいと考えています。
一年間、よろしくお願い申し上げます。