法友会・全国女性税理士連盟東日本支部共催 法律・税務合同勉強会「遺言作成・遺言執行の留意点」レポート

12部65期 萩生田 彩

 令和5年9月12日(火),南部労政会館において,法友会・全国女性税理士連盟東日本支部の共催による法律・税務合同勉強会「遺言作成・遺言執行の留意点」が開催されました。
講師は,法友会からは63期の田村哲雄先生にご担当いただきました。田村先生は相続分野において多数の著書を出されており、現在法政大学の特任講師も勤められています。女税連からは、相続分野に大変造詣の深い関屋晃子税理士にご担当いただきました。
 田村先生からは先般の相続法改正による変更点や新設された制度等を中心に、事例検討を含め丁寧にわかりやすく解説していただきました。
 関屋税理士からは、「遺言書作成における税務上の留意点」と題して、①相続税課税の現状、②税負担の軽減について、③予期せぬ税負担について、という項目で各種税制や現状について詳しく丁寧にご説明をいただきました。
 特に、関屋税理士の講演においては、我々弁護士が普段は税理士に任せており詳細までは理解をしていないような項目について丁寧に触れていただき、相続分野の事件を扱う際の税務の勘所を学ぶ非常に良い機会になりました。
 後半は、弁護士と税理士によるディスカッションの時間を設け、講義の内容に関する
質問等を双方から行いましたが、各グループともに活発な議論や意見交換がなされ、非常に有意義な機会となりました。
参加人数については,完全リアル開催でしたが、女税連からは18名、法友会からは11名の参加となりました。
講演及びディスカッションのあと、全21名で懇親会を開催し、それぞれのテーブルで自由闊達な意見交換がなされ、今後の業務においての協力関係も構築できたのではないかと思います。
女税連は、本年で65年にも渡る活動をされており、現在においてもほぼ毎週何らかの研修会を行っているとのことで、法友会にとっても学ぶべき点ばかりでした。
 女税連との共催の研修会は毎年行われていますので、来年度の研修会もぜひ多くの会員の皆様に参加いただきたいと思います。
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