幹事長挨拶

2024年度法友会幹事長3部彦坂浩一

ご挨拶

2024年度法友会幹事長に就任しました彦坂浩一(3部44期)です。

2024年は能登半島地震、羽田空港の事故で幕が開き、未だ、ウクライナ、ガザでの戦争が続いています。能登半島では、多くの被災者の方々が避難生活を余儀なくされています。戦争は最大の人権侵害行為であり、私たち法友会は、これらのことを常に頭に置きながら活動をしていきたいと考えています。

2022・2023年度は法友会から小林元治日本弁護士連合会会長(8部33期)を輩出しました。小林会長は民事法律扶助改革、犯罪被害者支援弁護士制度、再審手続法の制定など重要な政策課題に取り組まれました。法友会から輩出した伊井和彦2022年度日弁連副会長・東弁会長(3部37期)、松田純一2023年度日弁連副会長・東弁会長(12部45期)の両会長とともに法友会が小林日弁連会長を支えて、大いなる成果を上げました。
今年度は、この成果を踏まえ、女性初めての日弁連会長に就任されました渕上玲子弁護士(東京弁護士会)が重要政策を継承していくことが期待されています。
また、今年度は関東弁護士会連合会に村林俊行副理事長(6部49期)が就任しています。法友会も、法友全期会(森大輔代表・8部62期)と連携しながら、引き続き日弁連、関弁連、東弁を支え、弁護士自治をさらに強靱なものとし、さらなる発展に向けた取り組みができればと考えています。もちろん、憲法の平和主義を脅かす動きについても機敏に行動していきたいと考えています。

この4月からは、女性で初めて弁護士になった三淵嘉子さんをモデルとしたNHK朝ドラ「虎に翼」も始まりました。2024年度は、弁護士が注目される年になるように思います。
法友会も、新型コロナによる制約から解き放たれて、大いに活動して参りたいと思います。委員会活動も、この間工夫を重ねられたITの活用のノウハウを引き継ぎながら、多くの参加者を得て活発に活動して行きたいと思います。

弁護士会、弁護士は、紛争解決のみならず、SDGsなど様々な社会的課題解決に力を発揮することが求められています。思えば、私が内閣に設置された司法制度改革推進本部事務局に任期付公務員として就任したのは、弁護士10年目前後でした。法務省、最高裁でも、制度の改革等の実務を担っているのは、10年目前後の人たちです。是非とも、10年目前後のみなさまに大いに活躍をしていただきたいと考えています。

夏の旅行総会についても、コロナ以前の形式での実施を考えています。2024年6月29日、30日に実施を予定しておりますので、多くのみなさまのご参加をお願いします。

2024年度は、相川泰男(6部41期)執行部における政策活性化PTによる議論の成果を踏まえ、さらに法友会の政策を深めたいと考えています。
また、人事においては、次年度の東京弁護士会の役員、司法研修所教官、日弁連・関弁連理事、日弁連事務次長、嘱託など有為な人材を輩出すべく務めたいと考えております。そして、組織の面でも、相川執行部に引き続き、研修や懇親なども含め、法友会に参加していただく機会を増やし、また、法友会OBの客員会員、メール会員の拡充を図ってまいります。

1年間、皆様のご協力ご支援をよろしくお願い申し上げます。

2024(令和6)年4月1日

2024(令和6)年度法友会幹事長
彦坂 浩一(ひこさか ひろかず)